トルコでテロ組織支援などの疑いで長期拘束されているキリスト教福音派の牧師の解放を求める米国とトルコの関係が緊張している。国内の福音派を支持基盤とするトランプ米大統領は制裁をちらつかせて圧力をかけるが、トルコのエルドアン大統領は「我々が後退することはない」と反発している。
「ブランソン牧師を長期拘束するトルコに大規模な制裁をかける。信仰心を持った無実の者はすぐに解放されるべきだ」。トランプ氏は26日、ツイッターにこう投稿した。
トルコでは2016年7月にクーデター未遂が起き、政府は在米のイスラム教指導者ギュレン師と信奉者団体が「首謀者」としている。福音派の牧師でトルコ在住20年以上のブランソン氏は同年10月、この団体を支援した疑いなどで逮捕された。今月25日には自宅軟禁となったが、米側は「不十分だ」としている。
福音派は、米国の人口の約25…