(31日、プロ野球 日本ハム14-1ロッテ)
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立ちこめていた霧が消えた釧路で日本ハムが打ちまくった。一回に11安打、10得点。1イニングの安打数では球団最多、得点は1966年の東京(現ロッテ)戦、2012年のオリックス戦の11得点に次ぐ記録だ。打者15人の攻撃を終えたときには、試合の決着がほぼついてしまった。
ロッテ先発の石川は2回で降板した前回に続いて本調子にはほど遠く、投球がストライクゾーンに集まる。日本ハムの各打者は、その甘い球を広角に打ち分けた。一回に2安打3打点、試合で計5打点の中田は「コンディション的なことはわからないけど、きょうはしっかりつなぐ野球ができた」と、振り返る。
釧路では10年ぶりの勝利となった。「釧路のみなさんが、『来てくれてありがとう』という空気をつくってくれた。監督やっていて、初回からあんなことってない」と栗山監督。スタンドを埋めた約1万2千人のファンに感謝した。(山下弘展)
●井口監督(ロ) 一回途中で降板した石川について、「まったくといっていいほど、ダメでしたね」。
●石川(ロ) 二回で降板した前回に続いて、早々にノックアウト。「フォーム的な問題なのか。わかんないですけど」
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〈1イニング11被安打はプロタイ記録〉
ロッテの石川が日本ハム戦の一回に1イニング11被安打のプロタイ記録。史上2人目で、パ・リーグでは従来の10被安打を超える新記録。