1日午後2時4分ごろ、東京都港区のJR浜松町駅で、到着した山手線内回り電車の乗客から「1号車の車内で男性が倒れている」と車掌に連絡があった。車掌が確認したところ、成人男性がうつぶせの状態で倒れ、上半身が座席下のヒーターと床面との間に挟まれて動けなくなっていた。約1時間後、男性は救急隊によって救出された。酒に酔った様子で、目立った外傷はなかったという。この間、山手線内回りは運転を見合わせ、約1万7千人に影響した。
JR東日本東京支社と東京消防庁によると、ヒーターと床面との隙間は15センチほど。男性は50代で、車内で立っていたが、電車が止まった際に体勢を崩して転倒し、頭から隙間に滑り込んだとみられるという。救出のため、座席を一部解体してヒーターを取り外すなどしたため、この電車はそのまま運転を打ち切った。