自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)=比例中国、当選2回=が同性カップルを念頭に「子供をつくらない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題について、安倍晋三首相は2日、「人権が尊重され、多様性が尊重される社会をつくっていく、目指していくことは当然のことであろうと思う。これは政府与党の方針でもある」と述べた。
杉田氏の寄稿「理解と配慮不足」 LGBT、自民が見解
杉田水脈議員に自民党が指導 「配慮欠く」と異例の見解
首相は訪問先の宮城県東松島市で記者団の取材に応じ、杉田氏の主張に問題があるとの認識を示した。
自民党は2日、「(LGBT)問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」として、杉田氏に今後注意するよう指導したとの党見解をホームページに掲載する異例の対応をとった。