野田聖子総務相は8日の富山市での講演会で、自身をめぐる情報公開請求の漏出問題について、「不注意があったことは否めず、失敗を繰り返さないようにする」と改めて陳謝した。立候補に意欲を示している来月の自民党総裁選を念頭に「新規出直し、ゼロからのスタート」と述べた。
講演では、総人口や若い働き手の減少への危機感を強調したうえで、女性や高齢者、障害者の雇用拡大などを訴えた。総裁選について「私のような人間も必死で、本当にごまつぶのようであるが、(政策を)伝えられる舞台に出させていただければと思い、こつこつと各地へ行脚を続けている」と意欲を語った。