自民党総裁選をめぐり、安倍晋三首相は11日、「6年前総裁選に出たときの志は、みじんも変わるところがない」と述べ、3選に強い意欲を示した。相次ぐ派閥の首相支持表明や地方議員の囲い込みで、対抗する石破茂・元幹事長を追い込むが、参院選を見据えた攻防も続く。
信頼回復叫ぶ石破氏、改憲掲げる首相 自民総裁選の構図
特集:自民党総裁選2018
首相公邸に地方議員、会合重ねて
山口市内のホテルで催された「安倍晋三内閣総理大臣を囲む会」。首相は妻の昭恵氏とともに出席し、憲法改正について、「大きな責任を持っている」と強調した。来賓からは「あと3年よろしくお願いします」など3選を前提にしたあいさつが続いた。
自民党内では大半の派閥が首相…