自民党は21日、総裁選選挙管理委員会と総務会を開き、安倍晋三総裁(首相)の9月末の任期満了に伴う総裁選を「9月7日告示、20日投開票」とする日程を正式に決めた。6年ぶりの選挙戦となる見通しで、首相と石破茂・元幹事長による一騎打ちの公算が大きくなっている。
安倍氏と石破氏、共闘から対決へ 6年ぶりの自民総裁選
管理委では、党の規定で「党費を2年以上納めた20歳以上の党員・党友に選挙権がある」と定める地方票について、党費を1年分しか納めていない党員・党友も投票を認めること▽選挙権年齢の引き下げに合わせて18歳から投票できるようにすることも決めた。
総裁任期は3年。総裁選は党所属国会議員(405人)と、同数の地方票の計810票で争われる。3選を目指す首相が議員票の約7割を固めており、石破氏は地方票に照準を定める。野田聖子総務相は立候補に必要な国会議員20人の推薦人確保のめどが立っていない。