警視庁は「防災の日」の9月1日午前、東京湾北部を震源とする最大震度7の首都直下地震を想定した交通対策訓練を実施する。東京都と神奈川県を結ぶ国道246号の一部区間計約6・5キロを通行止めにし、同県警との合同訓練も行う。同庁は迂回(うかい)路の利用などを呼びかけている。
国道246号は災害時に一般車両の通行が規制される「緊急自動車専用路」の一つ。当日は午前9時~同45分に切通し交差点(川崎市高津区)から瀬田交差点(東京都世田谷区)の間、午前9時45分~同10時には瀬田交差点から上馬交差点(同)の間で、いずれも上下線を通行止めとする。事故車両をレッカー移動させたり、パトカー先導で救急車やインフラ関係の緊急車両を走行させたりする。
このほか、午前9時から、都内の幹線道路63カ所が約10分間通行止めになり、環状7号線の主要交差点34カ所から都心方向への進入も約15分間禁止される。詳細は警視庁ホームページで確認できる。