（４日、プロ野球 広島５―４阪神）

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引き分けまであと１死。十二回２死三塁から、広島・菊池の打球が右前に落ちた。サヨナラ勝ちで今季最多の７連勝とした。

「覚えてないです。何とかしたいと、夢中でしたね」と菊池。好調な打線の中で、打率は２割４分台。１番に定着しつつある野間や、夏場に入って打撃好調の西川ら、若手の突き上げもある。「みんなが打っていて、それに乗せてもらって、打たせてもらっている」。自身の打撃には納得していないが、チームの勢いを肌で感じている。

八回に松山の適時打で追いつき、接戦をものにした。「シーソーゲームで大変でしたけど。（試合の）後半強いしね、カープ」。球界の名セカンドは、サラッとそう話した。