老後の生活を支えるお金として最も頼りにするのは、「年金」より「就労による収入」――。20~40代のこんな考え方が、厚生労働省が14日に発表した「社会保障を支える世代に関する意識調査」で明らかになった。20~30代は5割近くが就労収入を挙げ、年金は3割にとどまった。
調査は2016年7月に全国で実施(地震で被災した熊本県を除く)。20歳以上の男女1万2539人に調査票を配布し、8873人が回答した。
「老後の生計を支える手段として1番目に頼りにするもの」を尋ねたところ、「自分や配偶者の就労による収入」と回答した20代は47・8%、30代は46・7%、40代は43・6%と最も多かった。50~64歳は32・6%、65歳以上の11・4%でそれぞれ2番目だった。
「国民年金や厚生年金などの公…