日本の総人口に占める70歳以上の割合が、今月15日時点の推計で前年より0・8ポイント高い20・7%、人数は100万人増の2618万人となり、初めて2割を超えた。1947~49年生まれの「団塊の世代」が昨年から70歳代になったことなどが影響した。17日の「敬老の日」にあわせて総務省が公表した。
65歳以上の高齢者が総人口に占める割合(高齢化率)は28・1%、3557万人で、いずれも過去最高を更新した。高齢化率は前年より0・4ポイント高くなり、高齢者数は44万人増え、比較可能な1950年以降伸び続けている。総人口は少子化などの影響で27万人減の1億2642万人。
男女別の高齢者数は、女性が2012万人(高齢化率31・0%)と初めて2千万人を超えた。男性は1545万人(同25・1%)。
日本の高齢化率は世界で最も高…