鮮やかな朱色で夏を彩るホオズキ。日本一の作付面積を誇る大分県では、東京・浅草、浅草(せんそう)寺の「ほおずき市」(7月9、10日)や新盆用に向け、収穫作業に追われている。
JAおおいた東部事業部によると、近年は生産農家が減少傾向だが、杵築市の山本弘美さん(61)は定年後、ホオズキづくりを始めた。今年初めて約3千本を出荷する予定だ。「ホオズキは病害虫に弱く、育てるのに手を抜けない。愛情込めて作ったので、多くの人に楽しんでほしい」と話した。
7月下旬~8月上旬には関西向けを中心に二度目の出荷時期を迎える。(金子淳)