19日午前11時ごろ、京都市中京区の自民党京都府連に「総裁選の開票日に爆弾を仕掛けた、とインターネットに書かれているので注意してください」という趣旨の封書が速達で届いた。差出人は「自民党員有志」となっており、府連職員が京都府警に連絡し、封書を提出。府警は威力業務妨害容疑で調べている。
府連によると、手紙はA4判1枚。大阪、京都、名古屋の自民党「支部」に仕掛けた時限爆弾が、20日午前7時過ぎに爆発するというネット上の書き込みがあるとし、「厳重に注意してください」と書かれていた。府連がネット上で探したが、予告文は見つからなかった。悪質ないたずらの可能性があるとみて、中京署に相談。大阪府連と愛知県連にも連絡した。
京都府連が入るビルは20日、府連幹部や職員以外が立ち入ることはないため、総裁選の開票場所(府連)や開始時間(午前9時半から)を変更しないことにした。一方、大阪府連は安全を考慮し、府内地方票の開票所を府連本部(大阪市中央区)から別の民間ビルへ変更した。