金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の妻、李雪主(リソルチュ)氏が南北首脳会談の際、控えめで質素なイメージをアピールした。一部で出ていた「ブランド好き」という印象を覆し、北朝鮮の最高指導者の妻に求められてきた「人民の母」を演じる狙いがあったとみられる。
正恩氏、謙虚な対応「うちの宿所はお粗末でしょう」
李氏は18日午前、正恩氏とともに平壌国際空港に現れた時から、同夜の夕食会まで、同じ濃紺のツーピース姿で通した。文在寅(ムンジェイン)韓国大統領の妻、金正淑(キムジョンスク)氏がこの日、2種類の洋装とチマ・チョゴリ姿だったのとは対照的だった。李氏は19日も朝から夕刻まで、白い細いラインが入った黒色のワンピース姿で着替えはしていなかった。
19日昼、冷麺で有名な平壌の玉流館で昼食を取った際には指先が映し出されたが、マニキュアも施していなかった。首飾りは、ティファニーとみられるシンプルなデザインのものだった。
一方、文氏夫妻らと歩く際は、…