国立感染症研究所は19日、直近1週間(3~9日)の風疹の患者数を発表した。前週より46人増えて127人になり、今年最多だった。今年に入ってからの累計患者数は496人となり、昨年1年間の5倍を超えた。関東以外でも患者が出ており、静岡など新たに5県から感染報告があった。
感染研によると、直近1週間で患者が最も多かったのは東京で32人。千葉27人、神奈川19人、埼玉と愛知がそれぞれ11人と続き、関東地方が目立った。また、新たに静岡で4人、秋田、福島、群馬、徳島でもそれぞれ1人ずつ患者が出た。今年に入って感染報告があった自治体は34都道府県に上った。
風疹はウイルス性の感染症で、…