スマートフォンで人気のニュースアプリが「次の一手」を模索している。アプリが乱立するなかで、クーポンや賞金クイズ、ドラマ配信など、ニュースだけでない新たなサービスは利用者を引きつけられるのか。
「牛丼¥50引き」「ざるうどん半額」
スマートニュースは3月末から、牛丼やハンバーガー、うどんやピザなどのチェーン飲食店約2万店で使える値引きクーポンの配信を始めた。店員にスマホの画面を見せるだけで安くなる。「クーポン」が掲載されているタブは、「トップ」のタブのすぐ隣。人気お笑いコンビ「千鳥(ちどり)」を起用したCMも6パターンつくる力の入れようだ。
スマニューの戦略は? 「クーポンに特化しない」
スマートニュースの西口一希・執行役員(マーケティング担当)によると、クーポンを配信して以降、女性のアプリ利用者が配信前より増えたり、クーポンの出稿元企業から高評価を得たりして、手応えを感じているという。ニュースよりクーポンを優先しているようにも見えるが、西口氏は「クーポン主体のアプリにするつもりは全くない。クーポンをきっかけに、若い世代が『ニュース』に興味を持つきっかけにして欲しい」と狙いを説明する。
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