スマホ決済サービスのLINEペイは17日、決済専用アプリを新たに導入したと発表した。これまでのLINEペイでの決済では、通信にも使うLINEのアプリで決済画面も表示していたが、専用アプリにすることで利便性を高めた。
起動するとすぐに支払いコードが表示され、簡単に決済できる。従来は支払時に必要だったパスワード入力などの認証も、30万円までは不要だ。当初はアンドロイド版のみで、iPhone向けのiOS版は近日中に対応予定。
17日の発表会でLINEペイの長福久弘COO(最高執行責任者)は、「瞬時に決済できる体験をしてもらえる」と自信を見せた。これまで利用者からは、「クーポンやキャンペーンの情報が見つけにくい」「使い方がわからない」という声が多かったという。
パスワード入力を不要にすることで、不正利用も懸念されるが、多くの不正利用はクレジットカードの利用に伴うものだとして、「我々は銀行口座連携を中心としているので、不正は起きにくい」と話した。