プロ野球パ・リーグは30日、埼玉西武ライオンズが10年ぶり22度目(西鉄時代の5度を含む)のリーグ優勝を決めた。西武は3位日本ハムに敗れたものの、2位ソフトバンクがロッテに敗れたため、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた西武の優勝が決まった。辻発彦(はつひこ)監督(59)は就任2年目での栄冠となった。
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辻監督が変えた西武の空気 現役時代の職人肌から一変
今季の西武は開幕から8連勝を飾り、強打で首位の座を一度も譲らなかった。9月半ばから勢いが加速し、14日の楽天戦から12連勝で一気にマジックを減らした。10年ぶりの日本一に挑む西武は、10月17日から本拠地で開催するクライマックスシリーズ(CS)最終ステージで、ソフトバンクと日本ハムで争われる第1ステージの勝者と戦う。
1、2位が同日に負けて優勝は8年ぶり
30日、マジック「1」としていた首位西武は日本ハムに敗れたが、2位ソフトバンクもロッテに負けたため、西武の優勝が決まった。1、2位が同日に敗れて優勝が決まったのは2010年パ・リーグのソフトバンクと西武以来。同年9月26日、ソフトバンクは楽天に敗れたが、先に2位西武が日本ハムに敗れ、ソフトバンクの優勝が決まった。