米軍の輸送機オスプレイ5機が1日、横田基地(東京都福生市など)に正式に配備された。4月以降、「一時的な立ち寄り」名目で少なくとも223回、横田で離着陸していたことが国の目視調査でわかっており、正式配備後はさらに増えると見込まれる。安全対策は大丈夫なのか。地元は懸念を募らせている。
「オスプレイは横田から出て行け」。1日朝、横田基地向かいの公園で、配備に反対する団体などの約100人が声を上げた。
米空軍のCV22オスプレイが初めて横田に飛来したのは今年4月。以来、「一時的な飛来」を繰り返している。北関東防衛局が確認し、福生市が公開したデータによると、4月10回、5月5回、6月16回と推移。7月は下旬以降、連日確認されるようになり、55回に増えた。8月は81回、9月は56回と続く。米軍の三沢(青森県)、岩国(山口県)の両基地や陸上自衛隊の東富士演習場(静岡県)など、広い地域を行き来しているという。
これに伴い、これまで米軍機に関する苦情が寄せられていなかった地域からも、目撃情報や問い合わせが相次ぐようになった。
東京都八王子市では6月以降に…