米紙ニューヨーク・タイムズは2日、トランプ米大統領がニューヨークで不動産業を営んでいた両親から資産を受け継ぐ際、家族ぐるみで不透明な手続きをとり、今の価値で少なくとも4億1300万ドル(約470億円)を得たと報じた。脱税行為を手助けした可能性があるという。
同紙はトランプ一族の納税申告書や財務記録を独自に調査。それによると、1代で不動産業を成功させた父フレッド氏(1999年に死去)が資産を息子のトランプ氏に与え始めた結果、同氏の年収は3歳で20万ドルに。以後、学生時代に100万ドル、40~50代には500万ドル以上と、増えていったという。
「不動産王」の異名をとるトランプ氏は「父親に少しカネを借りて、自力で財を成した」などと主張しており、報道内容とは異なることになる。
同紙によると、トランプ氏はき…