北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長とポンペオ米国務長官が7日に平壌で行った会談で、朝鮮戦争の終戦宣言や非核化の対象リストをめぐって厳しいやりとりがあったことが分かった。米朝関係筋が明らかにした。米朝は今回の会談で2回目の首脳会談の早期開催で一致したが、首脳会談で目指す合意の内容に進展はみられなかったようだ。
モスクワでは9日、北朝鮮とロシア、中国の3カ国が外務次官級の協議を開いた。北朝鮮には中ロの「後ろ盾」を得て米朝交渉を有利に進め、中ロには米国を牽制(けんせい)する狙いがありそうだ。米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表と北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官は、早ければ15日にもウィーンで協議を始める見通し。米朝再会談をめぐる外交が活発に展開されている。
この米朝関係筋によると、正恩…