11日午後、阪神の金本知憲監督(50)が今季限りでの辞任を表明し、報道陣の取材に応じた。さばさばとした表情で、時折笑みも見せた。一問一答は次の通り。
阪神・金本監督が辞任 17年ぶり最下位「結果が全て」
――球団に辞任を伝えたのは
「昨日の試合後ですね。(話をしたのは)社長のほうですね」
――理由は
「成績不振です」
――決断した時期は
「(8日のヤクルト戦で)最下位が決まったぐらいですね」
――社長の反応は
「まあ、もう少し頑張ってみてはとは言われましたけど。僕の意思も固かったし」
――育成しながら勝つのは難しい
「やり残したことは多々ありますけども。結果の世界ですから」
――志半ばではある
「もちろんそれもあります」
――恩師の星野仙一さんは昨年、「あと2年」と言ったが
「何より最下位というね。そこですよね」
――誰かに相談は
「してないですよ。一人で決めるんで」
――チーム強化は長期で考えていたと思うが
「そうですね。まあ、10年かかるところを5年以内で、というのは、僕の中でのぶれない目標ではあったんですけどね。なかなか、選手もけがとか、伸び悩んだりとか。現場の責任ですしね、それも」
「選手は何とかという姿を、うまくなりたいとか、レギュラーになりたいとか、気持ちを前面に出してやってくれていたんですけどね。なかなか、改めて育成というのは、何て言うのか、言葉が難しいな……。出る選手は簡単に出るし、すすっと行くし、年数かかる選手もいるし」
――最下位が決まった神宮まで…