安倍晋三首相は16日午前、スペイン、フランス、ベルギーの3カ国歴訪に向け、政府専用機で羽田空港を出発した。安倍首相は出発前、首相官邸で記者団に「日本と欧州は普遍的価値を共有する古くからのパートナーであり、さらに緊密な連携を図りたい」と語った。
また、来年10月に予定する消費税率10%への引き上げについては、「3%引き上げた際の経験を生かしたい」と述べた。
安倍首相は16日にスペインでサンチェス首相と、17日にフランスでマクロン大統領と会談し、北朝鮮問題などについて連携強化を話し合う。18~19日はベルギーで開かれるアジア欧州会議(ASEM)首脳会合に出席。自由貿易に基づく経済秩序の強化などについて日本の立場を発信する方針だ。20日午後に帰国する。