ワシントン・ポスト紙は17日、在トルコのサウジアラビア総領事館で入館後に失踪したサウジ人記者ジャマル・カショギ氏の「最後のコラム」を、同紙のインターネット版に掲載した。5日には、紙面に掲載予定だったカショギ氏のコラム部分を白紙にしていた。
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コラムは失踪直後にカショギ氏のアシスタントから届けられた。同紙の編集者は「ジャマルが戻り、ともに編集をすることを希望していた。それは、かなわないと受け入れざるを得ない」と掲載理由を添えた。
タイトルは「アラブ世界が最も必要としているのは表現の自由」とされた。
カショギ氏は、多くのアラブ諸国で報道の自由が極めて制限されていることを示したうえで、「人々は情報がないか、もしくは間違った情報を与えられている」と指摘。「地域や日々の生活に影響があることに適切に取り組むことも、ましてや公に議論することもできない」と訴えた。
さらに、「国家が描いた物語が…