プロ野球の南海(現ソフトバンク)で活躍し、外国人投手初の100勝を達成したジョー・スタンカさんが15日、米テキサス州の自宅で死去したことが19日分かった。87歳だった。
ソフトバンク、15点で大勝 CS対戦成績は2勝2敗に
米オクラホマ州生まれ。大リーグのホワイトソックスから1960年に南海入団。196センチの長身から投げ下ろす速球と大きく落ちる変化球を武器に61、64、65年のリーグ優勝に貢献した。64年には26勝してリーグ最優秀選手(MVP)に選ばれ、阪神との日本シリーズでも第6、第7戦の連続完封を含む3完封でシリーズMVPに輝いた。
61年の巨人との日本シリーズ第4戦では、救援して微妙な1球の判定に泣き、逆転サヨナラ負け。怒って球審に体当たりした場面が語り継がれた。
65年のシーズン終了後に長男が日本で事故死したのを機に退団したが、66年に大洋(現DeNA)入りして復帰。この年6勝に終わり、引退して帰国した。日本では実働7年で264試合、100勝72敗、防御率3・03。(時事)