立憲民主党の近藤昭一副代表(衆院、愛知3区)が、自らの政治活動として開いたとみられるイベントの収支を、政治資金収支報告書に記載していないことがわかった。近藤氏は21日、報道陣に対し「しっかり調査し、ミスがあれば訂正したい」と語った。
近藤氏の事務所が発行する会報によると、2014年6月に地元支援者ら向けのサマーパーティーを開催。大人1人3700円の会費で、2日間に1200人余りが参加したという。だが、近藤氏が代表を務める政治団体の同年の収支報告書には、収入や支出の記載がなかった。
近藤氏は、サマーパーティーの参加者から集めた会費は事務経費を差し引いて店に支払っていた、と説明した。「政治資金パーティーではなく、資金を残さない親睦の場だった。だが、私も十分なチェックをしておらず認識が甘かった」と釈明。16年から開く「新春のつどい」の収支も記載していなかったといい、ほかの同種のイベントで不備がないかも調べる意向を示した。