22日午後3時過ぎ、京都市左京区の平安神宮で、京都三大祭りの一つ「時代祭」の行列に加わっていた白馬が暴れ、見物客を含む男女4人が重軽傷を負った。京都府警によると、手綱を引いていた愛知県高浜市の女性(48)が足を踏まれ、骨折の大けが。馬に体当たりされ、倒れた見物客の女性(76)=京都市=が頭を打撲した。馬は境内を50メートルほど走り、周囲の人たちが騒然となった。
川端署によると、時代行列が境内の応天門(正門)脇の通用門を通る際、この馬に乗っていた京都市の男性(20)が持っていたやりが門のはりに触れ、弾みで柄の部分が馬の腹に当たって暴れ出した。男性も落馬して打撲を負った。ほかに手綱を引いていた愛知県東海市の女性(51)も引きずられ、ひじとひざを擦るけがをした。
また、京都市南区の路上では同日午前8時40分ごろ、時代祭の行列に加わる予定だった馬が転倒。立てなくなり、周辺の市道が3時間余り通行止めとなった。腰を痛めたとみられ、重機で移動させた。