京都市北区の路上で高校2年生の女子生徒(16)を押し倒して体を触り、擦り傷を負わせたとして、京都府警は25日、同区大宮西小野堀町の同府警向日町署交通課警部補の東(あずま)祐馬容疑者(34)を強制わいせつ致傷の疑いで逮捕し、発表した。東容疑者は「体を触ったのは間違いないが、故意に倒したわけではない」と述べているという。
捜査1課によると、東容疑者は8月22日午後10時ごろ、自転車を押しながら歩いていた生徒を押し倒して体を繰り返し触り、ひざとひじに5日間のけがをさせた疑いがある。生徒が悲鳴を上げて抵抗したところ、東容疑者は逃走したという。
府警が周囲の防犯カメラ映像などを調べ、東容疑者が浮上した。生徒と面識はなく、この日は公休だったという。生徒はアルバイト先からの帰宅途中だった。
府警の西元博史・首席監察官は「逮捕されたことはじくじたる思いであり、捜査結果などを踏まえて厳正に処分する」とのコメントを出した。