生レバーを提供して加熱も促さなかったとして、京都府警は29日、府内でそれぞれ焼き肉店や居酒屋を営む37~43歳の男3人を食品衛生法違反の疑いで逮捕し、発表した。メニューに「あかんやつ」「写真NG」などと記していた。1人は「焼くのが邪魔くさかった」と容疑を認め、2人は「あかんやつとは、焼かなあかんやつという意味」「メニューに生食用とは書いていない」などと否認しているという。
生活保安課によると、生レバーを提供していたのは、いずれも京都市中京区の焼き肉店の「ちりとり鍋ごっこや」と「焼き肉屋天照杉」、宇治市の居酒屋「FUWARI」の3店舗。2人は7月、1人は8月、加熱を求めずに生レバーを提供した疑いがある。3店での食中毒は確認されていない。