学術や芸術、社会福祉など、様々な分野で功績のあった人をたたえる2018年秋の褒章の受章者が決まった。政府が2日付で発表した。受章者は797人(うち女性170人)と22団体。3日に発令される。
学術研究や芸術、文化などへの功労者に贈られる紫綬褒章は16人(同4人)。将棋棋士の羽生善治さん(48)や小説家の林真理子(本名・東郷真理子)さん(64)、俳優の真田広之(本名・下沢広之)さん(58)らが受章する。
危険を顧みず人命救助にあたった人に贈られる紅綬褒章は4人(同0人)。今回の受章者で最年少だった松橋修平さん(30)は昨年7月、東京都国分寺市で発生した2階建てアパートの火災現場から高齢の男性1人を救助した。
社会奉仕活動を対象にした緑綬褒章は21人(同14人)と22団体が受章する。長年一つの仕事に打ち込んだ人への黄綬褒章は255人(同17人)、公共の利益に尽力した人への藍綬褒章は501人(同135人)に贈られる。