全国の伝統的工芸品が一堂に集結する「KOUGEI EXPO IN FUKUOKA」(第35回伝統的工芸品月間国民会議全国大会、経済産業省など主催)が2日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡で開幕した。福岡での開催は30年ぶり。4日まで、現代の感性と融合した伝統美と技の魅力を堪能できる。
福岡県内からは、伝来して777年になる博多織をはじめ、久留米絣(かすり)や小石原(こいしわら)焼など国指定の7工芸品が並び、著名クリエーターとのコラボ作品も。会場の中央には、博多人形師の川崎修一さん(69)が制作した博多祇園山笠の豪華絢爛(けんらん)な飾り山笠(高さ約13メートル)がお目見えし、来場者の目を引いた。展示販売のほか、実演・体験コーナーもある。入場無料。(貞松慎二郎)