韓国大法院(最高裁)が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決に対して日本国内で批判があることを受け、岐阜市は、5日から予定していた韓国大邱(テグ)市寿城(スソン)区の代表団の岐阜市来訪を延期すると、2日に発表した。新たな日程は未定だという。
岐阜市と寿城区は、岐阜市出身の水崎林太郎(1868~1939)が寿城区で灌漑(かんがい)用貯水池の設置に尽力した縁で友好を深めてきた。代表団は7日まで岐阜市に滞在し、教育と文化に関する友好交流の合意書を交わす予定だったという。
岐阜市が10月31日、日本国内で判決に批判の声がある状況を寿城区側に伝え、延期を決めたという。柴橋正直市長は「環境が整った際に、改めてお越しいただきたい」とのコメントを出した。