岐阜県警が今春の人事異動の発表に伴い、報道機関に提供した幹部の写真データの一部に「死ね」「呪」の文字が写っていたことがわかった。県警は、内部の悪質な嫌がらせの可能性があるとみて経緯を調べる。
写真は、県警警務課が人事異動を報道機関に発表した2月15日、広報県民課を通じて各社に送ったメールに添付されていた。提供された写真データによると、このうち幹部1人の写真に「死ね」の文字のほか、「呪」の文字が二つ入っていた。白いワイシャツ部分に白い文字で写っているため、すぐには分からないようになっている。県警は「提供する際には気づかなかった」と説明している。
警務課によると、文字は課内で保存する元データにも残っていたという。前年度の人事異動の際に提供した同じ幹部の写真には写っていなかった。今回の写真は、前年度のものとは別の写真だという。