憲法公布から72年となる3日、東京・永田町の国会前で、安倍政権が目指す憲法改正に反対する集会があった。主催者発表で1万8千人が参加。野党の国会議員や憲法学者らとともに「改憲反対」「絶対止めよう」などと訴えた。
市民団体「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」などの主催。
東京都小平市の介護職員、鈴木大智さん(35)は「国民の声が首相に届いていない」と1人で参加した。施設を利用するお年寄りたちは改憲を危惧しているという。南北首脳会談や米朝首脳会談が実現したことに触れ、「平和を目指す世界の動きに逆行している」と語った。
東京都府中市の無職、宮井真理子さん(69)も友人らと足を運んだ。地元で改憲反対の署名活動をした際、自衛隊への入隊を志望する女子高校生も署名したという。「若い人も反対している。福祉や医療など国民生活をよくするためにやるべきことはたくさんある」と訴えた。