チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は5日のインタビューで、ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが迫害されている問題について、アウンサンスーチー国家顧問と話をしたり、手紙を送ったりしたと明らかにした。ダライ・ラマもスーチー氏もともにノーベル平和賞受賞者。スーチー氏は問題の解決の難しさを語ったという。
ダライ・ラマは「スーチー氏に尋ねたが、特に軍関係の事情で困難なようだった。手紙を送ったが返事もなく、私にできることはもうない」と語った。また、「『仏教徒によるテロ』の報道を目にして、非常に悲しかった」とし、「思いやりや許しがブッダの教えだ。ブッダがいたとしたら、絶対にイスラム教徒を助けるだろう」と述べた。
中国政府との関係については、…