来年5月1日の改元に備え、政府は新しい元号に加えて「平成」「昭和」など旧元号の商標登録もできなくする準備を進めている。改元にあたっての「便乗商法」を防ぐ狙い。特許庁が今月21日までパブリックコメントを募集しており、来年2月からの実施をめざす。
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商標登録を認めるかどうかの基準を定める特許庁の「商標審査基準」では、商標が「現元号として認識される場合」に登録を受け付けていない。例えば「平成」や「HEISEI」は認められない。この審査基準を改定し、現元号だけでなく全ての元号に対象を広げる。
ただ、実際の運用では、これまでも旧元号の商標登録は受け付けてこなかった。例外は「大正製薬」「昭和産業」など、元号としてではなく固有名詞として定着し、広く世間に認識されている場合で、担当者は「これまでの運用基準を明文化するのが今回の改定の趣旨だ」と説明する。
また来年の改元で、政府は新元…