アフガニスタンの首都カブール中心部で12日、自爆テロとみられる爆発があり、内務省によると、少なくとも市民ら6人が死亡、20人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)の支部組織が、系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。
同省によると、警察の詰め所前をデモ行進していた群衆が通りかかった際、付近で何者かが自爆したという。デモは数千人規模で、国内少数派のイスラム教シーア派住民がシーア派居住地域への武装勢力の攻撃を防げない政府に対応を訴えていた。多数派スンニ派の過激派であるISはシーア派を敵視している。(イスラマバード=乗京真知)