落語文化の振興を目的にする「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会(落語議員連盟)」=会長・遠藤利明自民党衆院議員=が20日、発足した。落語好きで知られる小泉進次郎衆院議員ら自民党国会議員が発起人。他党にも参加を呼びかけ、外国からの賓客にも落語の魅力を伝えていくという。
小泉氏は「演説を学びに寄席に行っていると思われているのは誤解。落語は演説の学びになることも事実だが、落語を聴くと世の中の何でも許しちゃう気持ちになる」と魅力を語った。
国会内であった設立総会には、五つの落語団体から師匠が参加。三遊亭円楽さんは「落語は最高のエンターテインメント。なくなった日本人の心のふるさとが落語にある」と語り、立川談四楼さんは「落語議連はもっと早く成立しても良かったが、落語の『落』がどうも落選の『落』につながるから、ためらっていたのではないか」と笑いを誘った。(石松恒)