松竹芸能(本社・大阪市)は19日、大阪市中央区東心斎橋1丁目のビルの地下1階に来年1月1日、新しい活動拠点となる劇場「DAIHATSU 心斎橋角座」(座席数120)を開場させると発表した。所属芸人のお笑いライブを中心に、OSK日本歌劇団やユーチューバー、アイドルなど多彩な公演を行う。
新劇場は京都造形芸術大が運営協力し、ウェブ配信設備も整える。初日は落語会を開く予定。
松竹芸能は、江戸時代の芝居小屋の名を受け継いだ演芸場「角座」があった大阪・道頓堀で、漫才や落語を上演する劇場「B1角座」(2004~08年)、「道頓堀角座」(13~18年)を運営。今年7月末に借地契約の満了に伴い道頓堀角座が閉館し、代替の常設劇場を探していた。
関根康社長は「『角座』という伝統ある名前を生かし、いろんなコンテンツとコラボして関西発のエンタメを盛り上げたい」と話した。