韓国前大統領の朴槿恵(パククネ)被告と元大統領の李明博(イミョンバク)被告の2人の前職大統領の収監生活が続いている。体調を崩すこともあって、同情する声も一部で出ている。
朴被告は21日、与党の公認手続きを巡る違法介入事件で、公職選挙法違反の罪で懲役2年の実刑判決を受けた。別に公判が続いている贈収賄事件などの判決も合わせると、量刑は30年以上になる。ソウル拘置所での生活は、昨年3月31日以来、1年半以上に及んでいる。
韓国法務省などによれば、朴被告は独房で生活。睡眠や食事に支障はないが、ヘルニアによる腰痛や首痛があり、治療を受けている。裁判に抗議し、昨年10月以降は公判を欠席している。今年8月末時点で弁護士との面会は約250回にのぼるが、側近議員らが申請した一般の面会は一度も受け付けていない。
10月に収賄罪などで懲役15…