スマホを使ったQRコード決済のサービスを展開している「PayPay(ペイペイ)」は22日、支払いごとに毎回20%分のポイントを還元する「100億円あげちゃうキャンペーン」を12月4日に始めると発表した。QR決済は近年、LINEや楽天など大手も参入。利用者の獲得をめぐる競争はさらに激しくなりそうだ。
ペイペイはヤフーとソフトバンクが共同で設立した。キャンペーンでは支払額の20%分のポイントを還元。その後の支払いに使ってもらう。月あたりの上限は5万円分だ。
40回に1回の割合で、支払額の全額を戻す。全額還元の1回あたりの上限は10万円とする。ソフトバンクやワイモバイルのスマホの利用者、ヤフーのプレミアム会員に限って、全額還元する率を引き上げる。
キャンペーンは、還元の総額が100億円分に達するか、来年3月末になるまで続ける。
QR決済は、利用者のスマホで店側が表示するQRコードを読み取ったり、店側が利用者のスマホのQRコードを読み取ったりすれば、決済が完了するサービス。ペイペイはヤフーやソフトバンクの集客力と営業力を背景に、攻勢をかける考えだ。