28日午前0時40分(日本時間午前1時40分)ごろ、中国河北省張家口市内の化学工場付近で大きな爆発があり、地元政府の発表によると、22人が死亡、22人が負傷した。事故とみられるが、当局が原因の調査を進めている。
現場は塩化ビニールなどを生産している「河北盛華化工有限公司」の工場周辺。爆発でトラック38台、小型車両12台が焼けたという。国営中央テレビが伝えた映像には、路上で焼けただれた多くの車両が映し出されている。
張家口市は北京の北西約150キロにあり、2022年に開かれる北京冬季五輪の雪上競技の会場の一つ。観客の輸送手段として北京―張家口間の高速鉄道「京張城際鉄路」が開通予定で、工事が急ピッチで進んでいる。(北京=西村大輔)