レギュラーガソリンの全国平均価格(26日時点)が1リットルあたり153.9円と、前週より2.0円値下がりした。値下がりは5週連続。値下げ幅が1週間で2円以上となったのは2年10カ月ぶり。地域別でも、47都道府県すべてで値下がりした。日本エネルギー経済研究所石油情報センターが28日発表した。レギュラーガソリンの平均価格は9月以降値上がりが続き、10月下旬に3年11カ月ぶりの160円台となる160.0円(10月22日時点)をつけたが、その後は原油価格下落で値下がりが続いている。石油元売り各社は今週末以降も卸価格の引き下げを小売店に伝えているもようで、同センターは来週も値下がりするとみている。
米中貿易摩擦による原油需要減や米国によるイラン産原油の禁輸制裁で日本など8カ国・地域に一時的な適用除外が認められ、原油市場で供給過剰感が増している。(桜井林太郎)