国内自動車大手8社が29日発表した10月の世界販売台数は、前年同月比2・4%増の計237万1969台だった。トヨタ自動車、ホンダ、スズキ、三菱自動車、ダイハツ工業、スバルの6社が10月として過去最高だった。
日産自動車は同2・2%減の44万7385台で、2カ月連続の前年割れ。米国や中国といった主力市場での苦戦が響いた。11月に前会長のカルロス・ゴーン容疑者が逮捕されたことで今後、日産のブランドイメージの低下を懸念する声が出ている。
日産と同じくゴーン容疑者の会長職を解いた三菱自の10月の世界販売は同15・3%増の9万8049台で、10月として過去最高を更新した。インドネシアなどアジアでの販売が好調だった。(高橋克典)