26日の東京株式市場は、前日の米ニューヨーク市場の下落を受け、日経平均株価が2日連続で値下がりした。終値は前日より107円22銭(0・51%)安い2万1086円59銭。東京外国為替市場は一時1ドル=107円50銭台をつけるなど前日より円安が進行した。
パウエル・米連邦準備制度理事会(FRB)議長の「単月の経済指標の動きやセンチメント(市場心理)の動きに過剰に反応すべきでない」との発言が、早期利下げ観測を牽制(けんせい)したと受け止められ、前日の米株式市場はダウ工業株平均が下落。26日の日経平均も126円安で取引が始まり、大半の業種で下落した。
一方で、米半導体大手のマイクロンテクノロジーが華為技術(ファーウェイ)への出荷を再開するとの報道が好感され、村田製作所やTDKなどの電子部品関連銘柄は上昇した。
25日に新CEOが決まったLIXIL(リクシル)グループは、混乱が収束して今後は業績が改善するとの期待から、株価の前日からの上げ幅は一時19%に達した。(新宅あゆみ)