人気が続く大相撲で、関取の給与が18年ぶりに増額されることになった。ベースアップ(ベア)率は6~7%。幕下以下の力士への手当と合わせた増額は、年間合計約1億2千万円となる。29日の日本相撲協会理事会で決定し、来年1月から適用する。
相撲特集:どすこいタイムズ
地位ごとにベア率は異なり、例えば横綱は現在の月額282万円から300万円(6・4%)に、平幕は130万9千円から140万円(7%)に増える。角界はここ2年、全90日間で満員御礼が続いている。芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「力士は目玉。待遇改善とともに土俵の充実をはかってもらいたい」。
関取の給与改定(月額)
【地位】現在→改定後(アップ率) 【横綱】282万円→300万円(6.4%) 【大関】234万7千円→250万円(6.5%) 【関脇、小結】169万3千円→180万円(6.3%) 【平幕】130万9千円→140万円(7.0%) 【十両】103万6千円→110万円(6.2%)