日本企業が米航空宇宙局(NASA)の月探査の一翼を担うかもしれない。NASAのブライデンスタイン長官は29日、ワシントンで、月探査のための物資輸送を担う候補となる民間企業・組織9社を発表した。日本の宇宙ベンチャー「ispace(アイスペース)」(東京都)が参加する、チャールズ・スターク・ドレイパー研究所(米マサチューセッツ州)のチームも選ばれた。 ispaceは、月面探査の国際レースに日本から唯一挑戦した民間チーム「HAKUTO」の母体となった会社。月着陸機の設計やミッション運営などを担う。 開発の加速化とコスト削減、宇宙産業育成のためにNASAが進める民間委託の一環。公募は昨年12月に発表された。事業規模は今後10年で最大26億ドル(約3千億円)を見込む。NASAが今後提案する入札で選ばれれば、月探査に向けた機器や実験装置などを月面に運ぶ役割を担う。 最初の打ち上げは来年になる予… |
NASA月探査、日本企業が担う?宇宙ベンチャーが候補
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