米宇宙企業スペースXが開発した新型の有人宇宙船「クルードラゴン」が日本時間3日夜、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。5日間とどまり、8日に地球へ帰還する。
宇宙へ 苦難と栄光、終わらない旅
今回は無人の試験飛行で、米航空宇宙局(NASA)の委託を受け、スペースシャトル以来となる米国から宇宙飛行士をISSに送る計画の一環。
フロリダ州のケネディ宇宙センターから2日に打ち上げられたクルードラゴンは27時間後、太平洋の約400キロ上空を周回するISSに到着。「ノーズコーン」と呼ばれる先端部を開き、自動でISSの接合部「ハーモニー」にドッキングした。その後、ISSに滞在する米国、ロシア、カナダの3人の飛行士が船内に入り、空気の検査をしたり、補給物資を取り出したりした。米国のアン・マクレイン飛行士は「有人宇宙飛行の新たな時代の夜明けだ」とツイートした。
無人飛行が無事終了すれば、N…