米宇宙企業スペースXは米東部時間23日(日本時間24日)、宇宙のインターネット基地局となる小型の通信衛星60機を載せたファルコン9ロケットをフロリダ州から打ち上げた。最終的に1万2千機を飛ばして高速通信網をつくる「スターリンク」計画の第1弾。ネット環境の貧しい途上国やへき地でもネットがつながるようにする構想だ。
スペースXのイーロン・マスクCEOは12日、ロケットに板状の衛星60機がびっしり積み込まれた画像を公開した。1機の重さは約200キロ。打ち上げ後、1時間ほどかけて次々と宇宙空間に放出され、それぞれが550キロほどの高度にゆっくりと展開する。
衛星を使ったネット通信は現在…