そごう・西武は3日、バレンタインのチョコレート販売を自社のインターネット通販サイト「e.デパート」で早くも始めた。例年、バレンタイン商戦が本格化するのは1月半ば以降。本命や義理に加え、「友チョコ」「自分チョコ」「世話チョコ」といった楽しみ方も広がっており、早くからいいものを探したい人の需要に対応する。
チョコレート大好き!
そごう・西武では、一昨年、昨年とも同時期に販売を始め、12月の受注状況は前年比1・3~1・5倍と好調だった。「12月から買う人が増えている」(広報)としている。
今年は「ブルガリ」や「ピエール マルコリーニ」など、早期展開ブランドを15増やして計45ブランドで開始。仏のグルメガイドで取り上げられて注目されているベルギーの「ドゥルミアン」は、今年初めてお目見えした。商品の受け取りは来年1月20日以降。店舗販売は1月15日になるという。
日本記念日協会の推計によると、バレンタイン市場は2017年が史上最高で、約1385億円(前年比3%増)。今年(2月)のバレンタインは約1300億円に減った。商戦が早まる背景には、市場が頭打ちにあることもありそうだ。(佐藤亜季)